アニメの感想を書く。

アニメを観て、感想を書きます。

新サクラ大戦 the Animation 第9話「驚天動地!クラーラの真実」

面白かった。

これまでの8回は何だったのか、ってくらい(苦笑)

 

先週の受け(アバン)、

明かされる事実とシリーズ最終盤への流れの確定、

変わらぬ花組の目的(Aパート)、

迫力のメカアクションとクラーラの意思の確認、

そしてクラーラが連れ去られる引き……(Bパート)。

 

構成も完璧でしょう。

細かい設定の部分で気になる部分はあるのだけど、

このアニメシリーズだけ観てる分には

「そういうもん」と納得させられる程度のものだと言えるし、

公平先生が「ここからは怒涛の展開」とツイートしてたのも

納得出来る。

 

シンプルに、次回が楽しみ。

 

あと、クラーラがこちら側についてカミンスキーを倒す終幕を経ての、

ゲーム「新サクラ大戦2」(クラーラも隊員になっている)は

流れとしては芽が出てきたように思う。

流れとしては…。

 

 

以下、(気にしなくてもいいけど)気になったところ。

 

・人間と降魔の掛け合わせ

まず、倫理的に大問題だよな。

それから、必要な降魔を確保するには国が動いてるハズ。

ロシアどうなってんだお前という話で、

そこは(かなりポンコツっぽい)華撃団連盟が追求しないとね。

 

・孤児院とナオヤくん

なるほど、白秋が降魔を匿う場所だった、と。

しかし、降魔って「異形のもの」というのが

定義のひとつにあったと思うんだけど、

掛け合わせてもいないし

おそらく上級降魔でもないのに人間の姿を保っているのは、一体…?

(上級であれば人間の姿に自らを変えることも出来る)

 

・降魔との共存という思想

人間の姿をしている謎ともリンクしてくるんだけど

降魔は「人間を襲う異形で力も桁違いのもの」だから

それに対抗するために華撃団が結成されるわけだけど、

共存しようというのは、

その部分が揺れてしまうよね。

「近年になって生まれた考え方」と考えるのが

いちばん可能性が高そうだけど、

それでも、

「降魔が人間の姿である」ことが条件になってるっぽいし、

それは(少なくともアニメ以外のシリーズでは)一般的ではないし、

初穂がレイラに対して「化物め」と思わず口走ったように、

降魔は共に在るものとして受け入れようという意識は、

民間レベルでは微塵も生まれてないようにみえる。

レイラとクラーラの母や白秋は共存を夢見ているようだけど、

レイラとクラーラの母は、

カミンスキーのみならず国(ロシア)にも利用されてたと考えるのが

妥当じゃないかなぁ。

つまり。

カミンスキーが現れずともロシアはやらかしてたんじゃないか、と。

 

・狙撃されたさくらの無限

「量子機関が暴走してます」はゲームでの設定的に

クラリスでなく初穂に言わせて欲しかった。

…同じシーンで「化物め」と言わせられるのが初穂しかいないので

仕方ないと思うけど。

 

・莫斯科とのメカアクションシーン

花組同士で声を掛け合っての明らかに連携した動きがあったら

初穂の独断専行からの進歩が感じられてなお良かったと思う。