アニメの感想を書く。

アニメを観て、感想を書きます。

劇場版 機動戦艦ナデシコ -The princess of darkness-

「人の執念を見た」に集約されるのかな…。

 

どこまで意図的かわからないけど

ネルガル(と言うか旧ナデシコ関係者)を利用しての、

テンカワ・アキトの復讐劇。

 

エンディングで彼は行ってしまったけれど、

目覚めた姫は変わらぬさまで、

成長した妖精も大切な人だからと言い切った。

だから、

どれだけの時間を要するのかはわからないけど、

おそらく3人は再会するし、

ラピス・ラズリと、

ひょっとするとマキビ・ハリまでを含めたメンバーは

共に過ごす未来を得られるんじゃないか。

 

 

一人の人間のシリアスな話を軸に据えながら、

その見せ方は他の人間を通し、

視聴者の目となった彼女の想いも同時に伝える。

 

TVシリーズで見せていたノリは忘れず、

されどそのバランスは明らかにTVシリーズとは異なるもので。

 

TVシリーズの続編でありながら対となる存在。

文句なしに面白い。

 

 

 

佐藤竜雄監督の執念、とも言えるのかな。