アニメの感想を書く。

アニメを観て、感想を書きます。

機動戦艦ナデシコ 第18話「水の音は『私』の音」

疑問を振り払いながら戦火を駆けるナデシコ

戦いで埋め尽くされ「先」が見えない日々。

 

では、「過去」は?

 

ナデシコそのものと言えるかも知れないホシノ・ルリの、

本人も欲している記憶のお話。

首藤剛志によるホシノ・ルリ・サーガ三部作、完結編。 

 

 

姫設定はさておき、

うっすらそうであろうと視聴者はわかっていた事実が

現実としてルリの前に明かされる。

が。

何よりも大事だったのは何度も夢に出た水の音であり、

その確かさは自身のショッキングな過去を

振り切るのには十分であった。

(遺伝子操作とは別の部分で)

聡明な彼女は、「今」を選ぶ。

 

 

ごく短いモノローグひとつで

ルリがバカばっかのナデシコに戻った顛末を伝えた潔さよ。

 

泣ける。

 

 

レストランでの

「この国は何かの真似ばかり」は

オリジナルでないことを重ねさせるという

かなりのキツさだよなぁ…。