アニメの感想を書く。

アニメを観て、感想を書きます。

少女☆歌劇レヴュースタァライト 第7話「大場なな」

ど直球サブタイトルで、ばなな回。

 

ここまでは

「好きな設定で奇をてらわずまっすぐな話で面白い」

という感じだったけど、

この第7話で「化けたわ!」と感じました。

 

 

 

 

 

まだ自分の中でうまくまとめきれてないのだけれど。

 

ばななは基本的にここまでの話では

(ひかりが転入してくるまでは)

真矢が言うように「逃避」していたのだと思う。

 

和を重んじているのか、

もとより覚悟が足りていないのか

(「キラめき」は「覚悟」と言い換えられると思っている)

自分がポジションゼロに立つことに興味が無いのか…。

いや、おそらくはそれらすべて。

 

1年時の公演に究極を見出してその再現を願っているのは、

その気持に偽りはないのだろうけど、

本人としては無意識ながら、

実は、願っているのは再現ではなくて、時間の停止だと思う。

(時の流れからの逃避)

 

そして、それが不可能だと理解しているからこその、

裏方に回る(兼ねるだっけ?)宣言。

これは、変わり行く周囲から距離を置くための手段。

(現実からの逃避)

 

ばなな自身には逃避という自覚は真矢に指摘されるまでは

無かったのだろうけれど。

 

そんな彼女にとっての想定外は2つあって、

1つ目は真矢の指摘。

誰にも気付かれず自分の中でだけ抱えてやり過ごそうとしたものを暴かれたからこそ、

「オーディション」に参加して、

ループに入ってまで1年時の「維持」に乗り出したのだと思う。

表層というか、彼女の自覚してる心情としては

「1年時のままでいたい。

 そのために永遠にこのループを繰り返す」で、

無意識の部分では、

隠し通せなくなった自分の本気の実力を発露しながらの、

1年時よりも良いルートの模索してるのだと思う。

2つ目はひかりの登場。

ループを繰り返す中で物理的に生じたイレギュラーで、

これによる変化は次回以降に語られるのだろうけど、

まぁ、これにはキリンが深く関与してるとみるのが妥当だよね。

ループを続けるばななに対する言葉からして。